スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2014.04.09 Wednesday
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

農村のコミュニティ

 先日、山下 一仁氏(キヤノングローバル戦略研究所)の講演では「一定の規模以上の農家にのみ所得補償を行うことで農地の集約ができ大規模化を推進する農家は効率的な営農ができる」との話が出た。

そして、「大規模化推進農家が、本来耕作放棄地になるような農地を有効に活用することで、多面的機能の不全や、地方の衰退を回避できる」という話であった。
(但し、現状の価格維持政策である減反と併存する所得補償では問題という指摘はあった)

すべてに賛同できるわけではないが、確かに、その通りと思える部分も多い。


ただ、一つ気になったのは、これが現実のものとなったとして耕作放棄地は増えず農地は維持できかもしれないが、農村のコミュニティはどうなるのだろうか、ということ。

今までの10軒の農家分を1農家がやることとなれば、残りの9軒は地元にいる意味を失う

兼業農家は農業以外の仕事も地元でやっているだろうが、農地と言う縛りがなくなった以上、すぐにではなくても、もっと稼ぎの多い都会に出る率が増えるのではないだろうか?

もちろん、現状の小規模農家が細々と生業と言えないような農業を続けることも近い将来行き詰るだろうし、地域のコミュニティが維持できるとは思わない。

ただ、大規模化が地方の生き残りの救世主と言うのには少し違和感が残った。
(地方の農地・耕作放棄地にとっては救世主かもしれないが)

今後、日本全体の人口減少が進むことを考えれば、
そもそも現在のコミュニティを維持すること自体が無理であり、農家の規模は拡大(=農家数は減少)し、人口も減少する中で、新たにどんな理想的なコミュニティを作るべきかと言うことを考えなくてはいけないのかもしれない。


スポンサーサイト

  • 2014.04.09 Wednesday
  • -
  • 21:36
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
アメリカの米小麦、いわゆる穀物農家は日本より先駆けて大規模集約を果たした農業国ですが日本とはまるで事情が違います。
アメリカの米生産農家は大規模経営を果たしてるから健全な食糧生産体制が出来ているとホラを吹く学者や評論家が非常に多いですが実際は破綻しています。
穀物農業を支えているのはアメリカとて補助金です。

アメリカ アーカンソー州 単位ドル

現金粗収益 394,012
政府支払い 65,398
農業所得  99,131
依存率   66.1%

アーカンソー州は米生産1位の州です。
実質66%の補助率で米農家を支えています。
カンザス州の小麦ですら52%の補助率であって、補助金なしでは立ち行かないのがアメリカの穀物農業の実情です。
これはEU諸国も同じで、莫大な補助金を持って穀物農業を支えています。

アメリカと日本の違いは国防意識の差です。
エネルギー・軍事・食糧生産の3つを自国の賄えてこその国家であるとブッシュ大統領は演説しました。
「食糧自給できない国を想像できるか、それは国際圧力と危険にさらされている国だ」

諸外国にとって食糧は非常に有効な外交カードになる品目であり国防の一環として捉えているという事です。
戦後、余剰作物を無理矢理買わされ、今も尚市場へ捻じ込まれる事によって生じた慢性的な食材の価格低下。

国内の農業離れは単に、若者が就農を嫌がったのではなく
低単価による経営困難にあります。

最初は農業収益の不足分を補う為、冬期間の出稼ぎ。
又、多くの農家が田畑を売るか放棄をして、小規模経営の兼業が主流になっていったのは当然の理由だったと思います。

残念ながら政府や評論家による大規模集約農業は絵に描いた餅にすらならないと思います。

米農家限定で言えば国内農家を助ける(今後も就農、栽培)には現状では2択しか無いと思います。
・米の価格固定(自由市場撤廃)
・アメリカやEU諸国の様に補助金による救済

区画整理も集約団体の形成もいらない、現状のまま対応出来て無理矢理に企業参入の為の法整備もいらない。
入り(収入)がはっきりすれば就農・跡継ぎに困らない、又そうでなくてはいけないと思います。

農家自身がが6次産業化まで行く必要は全くなく、生産だけで生活基盤を築ける政策と保障が必要です。
米生産を第一に利益を追求する産業にしてはいけないと思います。
水田による治水、外交カード、有事の際における備蓄。
十分な役割があります。





  • おにぎり
  • 2012/02/18 6:36 AM
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

PR

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2020 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM